「天空の城ラピュタ」ウェールズ・ベンメリア


 「天空の城ラピュタ」は、宮崎駿が初のアニメオリジナルの作品として監督を務めたアニメーション映画で、1986年公開以降、現在までに何度も地上波で放送されるほど息の長い作品となっています。
 「天空の城ラピュタ」の世界には、豊かな自然に囲まれたのどかな街や、中世ヨーロッパの伝統的な建物などが登場します。ジブリの公式では、この「天空の城ラピュタ」の世界を作る上で、イギリスのウェールズ地方を大いに参考にしたと明言されています。

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 ウェールズ地方は、美しい山や海などの自然に恵まれており、中世の遺産も数多く残っています。特に、周辺国からの侵略に対抗するために作られた要塞が数多く残っており、「城の土地」としても知られています。
 「天空の城ラピュタ」の世界とウェールズの風景を見比べてみると、本当によく似ていることが分かります。「天空の城ラピュタ」の作中には、ウェールズにある有名な城にそっくりな建物も登場しています。
 ジブリ公式からは明言されていませんが、カンボジアのベンメリア遺跡という場所も「天空の城ラピュタ」の世界によく似ており、参考にされたのではないか、と言われています。

 ベンメリア遺跡は、アンコール遺跡群のひとつで、大規模な遺跡であったと推測されますが、大部分が崩壊しており、原型を留めていない部分も多くあります。「天空の城ラピュタ」でも、崩れゆく遺跡の登場するシーンが印象的ですが、ベンメリア遺跡はそれによく似た雰囲気があります。